サラリーマン兼業トレーダー ヨシさんです。(私の取引などは、こちらのブログで書いています)
2018年1月末から3月にかけての荒れた相場は、スイングトレードを主にする私には、無茶苦茶厳しい期間でした。
過去形で書いていますが、まだ相場が安定していないので、厳しい季節はきっと続きますね。
そんな中、スイングトレーダーとして、最近の荒れた相場の中で、生き延びる方法を考えた時、まず、得意技を磨こうと思いした。
その方法としては、発生したトレンドが持続し、決着の早い、ブレイクアウトにこだわりたいと思いました。
そのため、ブレイクアウトの優位性を検証するため、3月から検証を行っています。
その結果をまとめたいと思います。
検証方法
1月末以降の相場は、海外市場の状況に大きく影響され、短期間で相場の方向が変わるという傾向があります。
そのため、海外の状況に影響が少ない条件でエントリーするために、以下のような条件でブレイクアウトを狙っています。
■評価方法
数日以内にブレイクする銘柄を選び、「トレーダー集会所」に候補として掲載する。(後出しじゃんけんを防ぐため)
そのうえで成功か否かを判断する
エントリー条件
ダウ平均が前日比-100ドル以下の場合、エントリーはせず、評価対象外とする。
ただし、強い動きをしている場合は、エントリー可とする。
成功条件 朝の寄付の株価に対し、5%以上株価が上昇すること。
期間は5営業日以内
失敗条件 予想直後の5営業日以内に、成功条件をみたさない。
■評価期間
3月1日から2週間、候補銘柄を上げていって、成功率と損益率を評価する。
■使用している手法
5日株トレード法+ヨシさんオリジナルタイミング判断
結果
3月1日から検証を開始しています。
エントリーから、5%以上上昇した場合は、セルが青色になっています。-5%以下になった場合は、ロスカットになり、セルがオレンジになっています。
しかし、ご存知のように3月2日までは、NY市場が連続下落しており、ほとんどブレイクが発生していません。
そもそも、NY市場のダウ平均が100ドル以上下がった場合はエントリーできません。
日本市場も、NY市場の余波で、3月5日まで、下落相場でブレイクが発生していません。
3月7日以降は、相場が多少安定し始めるので、ブレイクが発生し始めます。
ブレイクが発生したものは、18銘柄で、そのうち10銘柄(56%)が5%を超えています。
検証初めてから日が短く、まだブレイクから2日以外の銘柄も多いことを考えると、かなり高い確率だと思います。
さらに、ブレイク中の高値を見ると、20%弱まで上昇しているものも複数あり、ブレイクすれば利益が大きいことが分かります。
一方でロスカットは1銘柄のみです
これらを考えると、ブレイクアウトが
損小利大
の傾向があることが分かります。
つまり、最近の厳しい状況でも、エントリー条件を限定し(NY市場が悪い時には入らないなど)、利確・損切ポイントを感情に任せずに処理できれば、十分戦い生き延びることがわかりました。
まとめ
ブレイクアウト+スイングトレードの組み合わせが、有効だという傾向が見れました。
ですが、一方で、銘柄選びの重要性も感じました。
つまり、ブレイクした後に伸びるポテンシャルを、いかに見極めるかですね。
いまは、「5日株トレード法」とオリジナルの判断基準で行っていますが、これをもっとレベルアップしたいですね。
あとしばらく、この検証を続けていきます。
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