先週は、株式市場は、凄くドラマチック(もちろん悪い意味で)な展開でしたね。
まさか、トランプ大統領の一連の行動が、あそこまで市場を引っ掻き回すとは思いませんでした。
NY市場も荒れましたが、日本の株式市場は弱かったですね。
とにかく、株式市場の環境が、とんでもなく変化したと思うので、とりあえず環境認識をしようと思いました。
私なりの考えをまとめましたので、興味があればご覧ください。
マザーズ指数で株式市場を環境認識する
今回は、マザーズ指数を見てみましょう。
マザーズ指標の銘柄は小型・中型株が中心で、値動きも大型株に比べ早い傾向になります。
この特性の違いが、環境認識の違いに違いが出るのか、見てみたいと思います。
環境認識で使う考え方は、「ダウ理論」「移動平均線によるサポート」です。
私の株式トレードの基本は、「5日株トレード法」と「ダウ理論」「移動平均線によるサポート」が基本になっています。
ダウ理論とは、テクニカルの手法の一つで、「相場の値動きには、一度「上昇(アップトレンド)」もしくは「下降(ダウントレンド)」が始まったら、反転させるトレンド転換(崩壊)おきないかぎり、相場はトレンドを維持する」という考え方です。
図を見てください。
ジグザグの赤線がダウ理論で引いた線です。
このジグザグが階段状に上がったり下がったりする状態をトレンドといいます。
これまで、日経平均は上昇トレンドでした。
前回の安値を割ると、トレンドが崩壊します。
その後、崩壊させた安値を割ると、下降トレンドとなります。
日経平均は、1月末からの下落で、上昇トレンドが崩壊しました。
その後、トレンドがない状態で3月前半まで来ました。
下降トレンドが確定するには、年初来安値の点線のラインを下回る必要があります。
今後、チャートが年初来安値を切ると、マザーズ指数も下げトレンドに入ったことになります
。
また「移動平均線のサポート」で考えると、1月まで日経平均は、25日移動平均線にサポートされながら上昇しました。
(画面 〇印)
しかし、1月末の下落でサポートは崩壊。
今度は、下がったローソク足が上昇するときに阻害する「レジスタンスライン」として機能し始めます。
(画面 △印)
直近でも、一度超えていますが、サイド25日移動平均線の下に下げられています。
つまり、情報する力は、非常に弱くなっていということです。
まとめ
現状認識では、日本の株式市場のマザーズ指数が、トレンドがない状態だとわかりました。
しかし、下げトレンドが発生するラインも近くにあるので、予断をゆるしません。
日経平均株価を合わせて考えてみましょう。
日経平均株価は、下げトレンドに入りました。
マザーズ指数は、トレンドはない状態です。
市場全体は、どんどん安値が更新されて行きますが、小型株中型株によっては、上昇する銘柄もあります、
これらを合わせて考えると、株式市場全体は、徐々に下げていきながらも、一部銘柄で上げるものが出てきます。
しかし、トレンドは継続しない(下げに転じやすい)傾向がある。
最終的には、マザーズ指数も下げに転じる気がします。
この中で生き残る方法を考える必要があるということです。
私が使うブレイクアウトの、少し変化させる必要があるかもしれません。
以上です。
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