株式トレードを始めると、いやでも目に入るのは、投資顧問会社の広告です。
「資金が2週間で2倍に!」
「テンバガー(株価10倍)の銘柄を教えます」
「100万円が200万円に」
いやあ、ワクワクしますね。
もし、本当に、持っている資金が2倍になるとしたら、払いますよね。
わたしだって払いますよ。
でも・・・・・・・
投資顧問会社についての注意点を、私やトレーダー仲間が身をもって体験した事実で、投資顧問会社を使うメリットとデメリットを書きたいと思います。
メリット
投資顧問が視野を使うメリットは、ある程度根拠のある情報を得られるということです。
ファンダメンタル、テクニカル、そして仕手筋の情報、さまざまな情報を総合して提案してくれています。
私たちの経験でも、本当に2週程度で50%上がる銘柄を推奨してくれたものもあります。
確かに、個人が銘柄を選んだ場合、それだけの破壊力がある銘柄を選べるかというと、難しいですね。
個人ではなかなか入手できない、判断できない情報を使って判断されるので、成果は期待できます。
だから、利確するポイントもわからなくて、早すぎたり、遅すぎたりするんですよね。
投資顧問会社の情報を使えば、買うタイミング、利確のタイミング、損切りのタイミングを教えてくれるので、不安は減りますね。
デメリット1
デメリットは、情報料がある程度高額ということと、当たらなかった場合の損失が大きいということです。
まず、情報料について書いてみましょう。
私たちの経験上、大体、一回の情報量は、3万円から30万円ですね。平均は6万円くらいだと思います。
では、それ以上の利益を得るには、どれくらいの資金が必要でしょうか。
利益率 | ||||
資金 | 25% | 50% | 75% | 100% |
25万円 | 6.25 | 12.5 | 18.75 | 25 |
50万円 | 12.5 | 25 | 37.5 | 50 |
75万円 | 18.75 | 37.5 | 56.25 | 75 |
100万円 | 25 | 50 | 75 | 100 |
単位:万円 |
資金と利益の関係が上の表です。
6万円の情報量を払うには、利益なしで考えて、25万円の資金で、25%以上上昇する情報を入手する必要があります。
投資顧問会社の的中率はどうだと思いますか。
私の周りの人の情報を集めると、ネットで広告が良く出ている3社で
- A社 50%(2銘柄中1銘柄的中) (ただし、利益50%を歌っていたが20%までしか伸びていない)
- B社 0%(4銘柄中0銘柄的中)
- C社 100%(2銘柄中2銘柄的中) (ただし、推奨後長期にわたり含み損期間があり、的中とは入れないかも)
くらいで、おそらく5割くらいだというのが、仲間の中での感想です。
的中率が50%であれば、外れた場合を考えて、獲得する利益は2倍必要です。
その場合、6万円の情報量を払うには、50万円の資金で25%の利益の情報か、25万円の資金で50%の利益の情報が必要です。
さらに、ここから、利益を得るには、さらに資金か、利益率が必要です。
これは、結構厳しい数値です。
50%の利益を出すというのは、相当決算が良いとか、仕手筋の資金が集まっているとかの、特殊な状況だと思います。
そう考えると、投資顧問会社を使って効果を出すのが難しいのはわかってもらえると思います。
外れているうちに、新規が底を尽きるというのは、あり得る話です。
デメリット2
実はこちらのほうが、重大なデメリットです。
それは、投資顧問会社を使うと、判断が遅れるという問題です。
皆さんは、自分でトレードするとき、許容する含み損を、どれくらいにしますか。
私は基本5%、最大10%くらいです。
自分で決めているので、相場環境が合致していなければ、自分の判断で撤退が可能です。
しかし、投資顧問会社を使うと、撤退の判断は、投資顧問からの指示になります。
経験上、大体10%以上の含み損でも継続することが多いですし、先ほどのB社などは20%以上落ちているのに、まだ理由を付けて撤退判断していません。
たぶん、投資顧問会社は、負けを認めたくないので、ギリギリまで持つのではないでしょうか。
情報を買った側も、判断をゆだねているので、損失が膨らんでいるのに撤退判断は出ない状態になったりすると、非常にストレスが溜まります。
また、エントリーのタイミングも、同じように相手にゆだねすので、損失を生みやすいです。
自分でエントリーするときは、押し目を狙ったり、サポートがある場合に入ったりしますが、情報を買ったら相手に従うので、高値つかみになる可能性も大きいです。
少なくとも、タイミングだけは自分のルールを持っていたほうが良いと思います。
まとめ
今回は、投資顧問会社を使う場合のメリットデメリットを書きました。
まずいえるのは、以下の点だと思います。
①成功率は100%ではないことを、理解しておくこと
②損失を想定し、資金に予習を持つこと。
②ただし、エントリータイミング、利確タイミング、損切りタイミングについては、自分の基準を持つこと。
これを踏まえて、使う使わないを判断ください。
えっ、ABC社ってどこかを教えてほしいって?
それは、将来メルマガでも出したときに特典として配信したいと思います。(笑)
それでは
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