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おはようございます。
ヨシさんです。
土日で、どこか温泉でもと思ったのですが、どうもエネルギーが枯渇していて、自宅で過ごしています。
それでも、AMAZONプライムやネット配信で過去の映画などをたくさん見て、心の栄養をいただくことが出来ました。
昔見た時より、今のほうがもっと泣いたりして、自分でもびっくりしました。
何気ないところで、ふと気づくと涙が出ているのは、年を取った証拠なのでしょうか。
これまで見ていない映画の中で、面白かったと思ったのは、アニメですが「ペンギンハイウェイ」でした。
かわいいお姉さんにあこがれる少年の冒険譚です。
Amazonプライムで無料なので、興味があればぜひ。絵もかわいいし、お姉さんはいいし、楽しめました。
映画も楽しみましたが、最近の自分のトレードの検証も行いましたよ。
その中で、頭の中で何かがさく裂したと思えるほど、覚醒したような感覚があった気づきがあったので、書きたいと思います。
応援よろしくお願いします。
何時まで経ってもコツコツドカン
数日前にも書きましたが、私の癖はたまにとんでもなく負けることです。
一度歯車が狂うと、本当にロスカットが出来なくなります。
過去、値幅500円動く間、脳みそはロスカットしろと指示を出すのですが、気持ちがもうついていかず、ロスカットを見送って大損害を出したこともあります。
大概は、その一方的な虐殺のようなトレンドが終わるのを待って、トレンドが逆流するときにナンピンをかけて、ある程度取り戻すんですがね。
その方法は、失敗したら即死ですから、やめたい。
だから、今のスタイルは、勝率に死ぬほどこだわっています。
勝てるルールに、恐ろしいほどこだわっています。
ラインを引いたり、マルチタイムで考えたり。
おまけマニュアルのような内容を、どんどん改定しています。
なので、こつこつどかんの「どかん」がなかなかでないので、ブログの記事では勝っているのですが、精神的には何時悪い癖が出るか、怯えています。
それが本当にストレスなのです。
幸い、私には専業トレーダーの友人がいるので、彼に悩みをぶちまけて、精神の安定を確保していたりします。
だから、いつも自分に問いかけています。
なんで自分はこんなに、できないのだろう、バカを繰りかえすのだろうと。
その問いに関して、少なくても自分が間違える原因として、腑に落ちる理由が見つかったので、書きたいと思います。
プロスペクト理論が、腑に落ちない
よく、トレードで勝てない原因として。プロスペクト理論が紹介されます。
内容を要約すると、以下のようになります。
「プロスペクト理論」
人は利益よりも損失を防ごうとする行動に出やすいという、行動経済学の法則。
投資において、以下の選択があった場合、ほとんど後者の5万円を選択する。
・50%の確率で10万円の利益が出る
・100%確実に5万円の利益が得られる
だから、相場で大きな金額の利益が得られる可能性が高くても、実際には少しの含み益で決済注文をしてしまい、利益を確定してしまう。
それは、「損小利大」ではなく「利小損大」になり、利益が出せない。
言ってる意味は分かるのですが、全然腑に落ちないんですよね。
これは、「利小」の説明をしているだけで、「損大」の説明が無いんですよ。
「いや、利小ならば、相対的に損大になるだろ」という人は多いと思います。
じゃあ、自分のように勝率が高くて、ある程度利益を出せるのに、「ドカン」と損する人はどうなんですかって話です。
自分の負けを客観的に説明したい、でもそれを説明するには何かが足りない、それが今までの状態でした。
サンクコストも腑に落ちない
一方で、行動心理学で「サンクコスト(コンコルド効果)」というものがあります。
サンクコストとは埋没費用の意味で、投資した費用(コスト)が回収が不可能になったことを意味します。
ここで、過ちを認めたくないので、払ったコストがもったいないので損切りできず、損失を膨らます行動に出てしまいます。
プライドが高い人ほど陥りやすい傾向と言われています。
同様に、コンコルド効果とは、飛行機のコンコルドを開発するのに多額の投資をしたが、途中で開発が難航し利益を出すのはむずかしくなったのに、そのまま継続し損失を膨らませたことを言います。
こっちは確かにプロスペクト理論より近い感じがするのですが、もう一歩何かが足りない感じです。
自分の状況に当てはめてみると
自分がまける状況をもう一度考えてみました。
ちょうど数日前に、その状況がありました。
ちょうどチャートの赤丸の部分です。
・日経225miniに大幅な上昇が発生している。
・急激に上昇した日経225miniが、上昇を止め、反転の傾向を見せ始める。
・根拠となる移動平均線を割り込む。
・SS225も売サインがでる。
・自分の判断基準もクリアしたので、売りに行く
・80円ほどの値幅まで下がり、大勝利の様子になる(赤丸部分)
・しかしすぐに急速反転し、どんどん上昇を始める。利益が減る。
・数十秒で建値を超え、利益が亡くなりマイ転する。
・それでも切れず躊躇すると、40円の損失になり、さすがに怖くなって逃げる。
今回は、幸い40円で済みましたが、もう少し持っていたら、100円200円と損失が増えていました。
でも、なぜこうなるのでしょう。
何度も見直すことで、気づいたことがありました。
・80円ほどの値幅まで下がり、大勝利の様子になる(赤丸部分)
→すごく気持ちの良い状態
・しかしすぐに急速反転し、どんどん上昇を始める。利益が減る。
→不安が沸き上がる。でも、もう一度戻ることを期待。
・数十秒で建値を超え、利益が亡くなりマイ転する。
→さっきまであった80円の値幅が亡くなったことが悔しい。
・それでも切れず躊躇すると、40円の損失になる。
→悔しいが、これ以上膨らむと立て直せない。
つまり、私がロスカットできないのは、利益を減らしたたことが許せないのです。認めたくないのです。
だから、反転を期待して、持ち続け、自滅していました。
利益を出せるようになったので、含み益を減らすのが怖くなっていたんですね。
サンクコストに近いですが、自分が利益を得ているというちょっと進んだ視点になります。
更に腑に落ちる理屈があった
さらに今日、友人に言われたことが腑に落ちました。
ある友人が人間の思考パターンを教えてくれました。
人間の思考パターン
人は一度手に入れかけたものを失うときに苦痛を感じる。
勝った時の喜びは1だが、負けた時のショックは2である。
人は常に今はまだ行動しない理由を作る。
だから、人は、決断をぎりぎりまで待とうとする。
先ほど言った、いったん含み益になって、逆行した場合のパターンが、まさにこれでした。
含み益が出た状態で、逆行すると、手に入れかけたものを失うので、苦痛を感じる。
でも、ロスカットが嫌なので、反転するかもとか、次のラインまでとか、理由を作って待ちます。
だから、決断をなかなかできない。
いやあ腑に落ちました。
これって本当に自分そのものでした。
だったらどうする。
ロスカットができない状態は、いったん含み益があってそれが減る時にロスカットできないだと分かりました。
だから、まずは、利益を伸ばそうととする待ちを、粘らないようにします。
感覚的に、ぴょんと伸びて、少し停止したら利確します。
伸びが止まり、反対に強い動きが出たら、利確です。
つまり、利益を失うなら、確定したほうがいいと考えるということです。
含み益になったら、万一の時でも建値決済になるように、逆指値も使用します。
こう考えたら、今までより自分の負けパターンと、その対策が納得できるようになりました。
これで、今後改善出来たらうれしいですね。
同じような感覚でいた方もいると思います。
もしお役に立てたらうれしいですね。
応援よろしくお願いします。